広告に対する嫌悪感がどこから来るのか?


この人々のリンクに対する嫌悪感は、やはり、広告塔から城への導線が思うように機能しない原因となっている。

ユーザーにリンクを踏ませるために、釣りタイトル、釣りサムネイルなどが使用されることがある。これは、ユーザー体験を著しく損なうため、最も警戒される。

また、そう言った ” 釣り ” が横行することで、より外部サイトへのリンクが嫌われてしまい、導線がさらに機能不全に陥っていく。しかも、これは ” 釣り ” を行った発信者だけでなく、全ての発信者に影響することだ。

なぜ、人々はSNSから動こうとしないのか? 

その理由は、プラットフォームの運営者が利益を追求した結果、ユーザー体験を悪化させ、それに対する反発である。反発ならばSNSから離脱するはずが、離脱しない。ロックイン状態だから。

要するに、ユーザーはプラットフォームビジネスに嫌悪感を抱きながらも、そこに留まっているわけだ。故にビジネスへの嫌悪感、言い換えるなら ” 金儲けに対する嫌悪感 ” は常態化し、永久に終わることがない。

それは、金儲けの最たる象徴として存在する ” 広告 ” への嫌悪感となる。

 ブログ記事へのリンクが踏まれない理由も、それが広告の一種として捉えられているからだ。仮にリンクを踏んだとしても、訪問者はブログサイトで広告を見せられるだけだ。

つまり、リンクだけを貼って外部サイトに誘い込もうとしているアカウントよりは、SNS上に拠点を置き、地道に発信しているアカウントの方が ” 清い ” というわけだ。

しかし、SNSにリンク投稿し続けるブロガーよりも、インフルエンサーの方が欲が無く、清純だと言えるのか?と問えば、そこには疑問の余地がある。

実際、SNSに拠点を構え情報発信するためにはバズを意識する必要がある。真実を発信するだけでは人々は食いつかない。ある程度、話を盛る必要があるし、釣りも必要になる。キャラクターも必要だ。あたかも ” ただ、SNSを楽しんでいるだけ ” というスタンスを取り続けなければならない。

フォロワー数がステータスとなる世界では、それを獲得するために様々な嘘をつかなければならない。つまりは ” 欲 ” が巧妙化しているだけである。

むしろ、記事へのリンクだけを投稿しているブロガーの方が、少なくとも ” ぜひ、私の記事を見てください! ” と正直に宣言しているわけだから、単純な欲である。